「医・科学サポート選手がメディカルチェックを受診」

東京都はスポーツ祭東京2013に向けてジュニア選手の育成・強化とともに指導者の資質向上を目指し、国体候補選手など有望な高校生を対象に、医・科学的見地からのサポート事業を平成21年度から始めました。この事業は、日本体育大学、国士舘大学、日本女子体育大学の3大学の協力を得て、財団法人東京都スポーツ文化事業団と共催で行っています。

医・科学サポート事業では、まず、全員を対象に、身体状況を把握するメディカルチェック、及び体力面での指標を把握するコントロールテストを実施します。こうした事前の確認を経て、競技ごとのサポートとして、コンディショニングサポート(専門的な観点からの身体能力測定)、パフォーマンスサポート(運動中の動作解析)、トレーニングサポート(各種測定を踏まえたトレーニング内容の充実・改善)、栄養サポート(栄養摂取などのアドバイス)を行っています。

今年度もウェイトリフティングを始めとする11競技(※1)のサポートが始まりました。今回は、5月21日(土)日本女子体育大学でバドミントン種目を中心としたサポート選手に対して行った「メディカルチェック」についてご紹介します。

※1、サポート対象競技・・・ウェイトリフティング、カヌー、空手道、レスリング、陸上、アーチェリー、自転車、バドミントン、ボート、ボクシング、ボウリング

「メディカルチェック」とは医・科学サポートを受けるにあたって、強化のベースとなる定期健診と自覚症状のない疾患の発見等を目的としています。内容は、(1)問診票チェック、(2)胸部レントゲン、(3)心電図、(4)血液検査、(5)アライメントチェック(※2)、(6)関節弛緩性テスト(※3)、(7)タイトネステスト(※4)の7項目に渡ります。

選手達はまず、部屋の入口で受付を済ませ、問診票の記入を済ませた後、健康管理センター内の各部屋でそれぞれチェックを受けます。和やかな雰囲気の中で、選手達は計測や検査を済ませていきました。最後に、スポーツドクターなどから計測や検査を踏まえた身体状況の説明を受け、今後の練習方法についてのアドバイスを真剣な面持ちで聞いていました。

問診票記入後、アライメントチェックを受ける
(左)問診票記入後、アライメントチェックを受ける
関節の曲がり具合を測定する
(右)関節の曲がり具合を測定する

※2、アライメントチェック・・・骨・関節の配列や形態の異常を発見し、障害を予防するためのチェック。
※3、関節弛緩性テスト・・・運動中の関節支持能力をみるため、骨や靭帯や関節包などの構造上の異常をチェックするテスト。
※4、タイトネステスト・・・筋の柔軟性を調べるテスト。

上腕の皮脂厚を測る
(左)上腕の皮脂厚を測る
血圧測定の様子
(右)血圧測定の様子
内科スポーツドクターの診察を受ける
(左)内科スポーツドクターの診察を受ける
整形スポーツドクターの診察を受ける
(右)整形スポーツドクターの診察を受ける

「メディカルチェック」が終わった選手達には、これからコントロールテスト、競技ごとのサポート(種目別サポート)が行われます。今後、他の医・科学サポートの様子もお伝えしていきますので、ご期待ください。

※財団法人東京都スポーツ文化事業団のHPにも医・科学サポート事業の案内が掲載されていますので、併せてご覧ください。また、近日、東京体育館で指導者と選手を対象にしたスポーツ医・科学講習会が行われます。詳細はこちらまで!

(事業については、東京都ジュニアアスリート発掘・育成事業を参照)